籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜

「ほんと…悪趣味。それで満足したのなら出ていって。わたしは、あんたの顔なんて――」


すると、…その瞬間!


十座の大きな手で、わたしの顎を包み込むようにしてつかまれた。

あまりにも突然のことに、わたしは恐怖で体がこわばる。


「これまでは大目に見てやったが、そろそろその口の利き方…改めさせたほうがいいな」

「なっ…、なにするの…」


十座から逃れようと後ろに手をつくと、ベッドに沈んでバランスが崩れる。

それを十座は見逃さない。


「お前は、オレに仕える妃候補の1人だ。どっちが上かって、直接体にたたき込んでやろうか」


わたしをベッドに押し倒すと、その上から十座が覆いかぶさってきた。


「やっ…、やめて…!」

「待ってください、十座さん――」

「玲、てめぇは外に出てろ!」