「自分の失敗は包み隠さず自ら報告し、責任を取る。さすが、副総長の鑑だね〜。だからこそ、オレはお前を一番信用してる」
十座は労うように玲の肩をぽんぽんっとたたく。
「お前らもそれくらいの覚悟がねぇと、力だけじゃ上には上れねぇぞ!わかったか!?」
「「はい!」」
周りにいたRULERのメンバーたちは、ビシッと姿勢を正す。
「…あっ、そうだ」
すると十座が、なにかを思い出したかのようにぽつりとつぶやく。
そして、わたしのほうを振り返る。
「勝手に抜け出したのは、兄貴の容態が急変してだったな」
床にへたり込むわたしの前に十座がしゃがみ込む。
わたしは息を呑みながら黙ってうなずいた。
もしかして…、考え直してくれるの?
と思ったのも束の間――。
「それなら、RISEじゃなく…その兄貴に責任を取ってもらおうか?」
十座は労うように玲の肩をぽんぽんっとたたく。
「お前らもそれくらいの覚悟がねぇと、力だけじゃ上には上れねぇぞ!わかったか!?」
「「はい!」」
周りにいたRULERのメンバーたちは、ビシッと姿勢を正す。
「…あっ、そうだ」
すると十座が、なにかを思い出したかのようにぽつりとつぶやく。
そして、わたしのほうを振り返る。
「勝手に抜け出したのは、兄貴の容態が急変してだったな」
床にへたり込むわたしの前に十座がしゃがみ込む。
わたしは息を呑みながら黙ってうなずいた。
もしかして…、考え直してくれるの?
と思ったのも束の間――。
「それなら、RISEじゃなく…その兄貴に責任を取ってもらおうか?」



