籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜

「お…、おい!大丈夫か――」


と、動揺するもう1人の男の左頬に強烈なパンチをお見舞いした。


――それは一瞬の出来事で。

息を呑む暇さえなかった。


「つ…強ぇ!まさか、RISEのメンバーか…!?」

「…RISE!?そんなやつが、こんなところをほっつき歩いてるっていうのか!?」

「それしか考えられねぇだろ…!」

「と…、とにかく逃げるぞ!RISEなんかに目をつけられてたまるかよ…!」


やられた男たちは、あっけなく逃げていった。


たしかにこの辺りを縄張りとしているのはRISEだから、そう思われても仕方ない。

だけど、この人はRISEのメンバーではない。


よくわからないけど、どうやらわたしを助けてくれたみたいだ。


しかし、はっとしたときにはその人の姿はなかった。