それに、頭なら玲が包み込むようにして守ってくれた。
どこも打ってなんていない。
…だけど、そういえば。
さっきみたいにだれかに覆いかぶされながら地面に倒れている場面――。
前にも同じようなことがあった気がする。
でも、どこで――。
「ケガがないなら、そろそろ行くぞ」
玲がわたしの腕をつかんで引っ張り起こす。
きたときと同様に、再び玲のバイクの後ろへ乗る。
すると、前に座る玲の肘のケガがこちらを向いていた。
「ねぇ、玲。ケガ…、本当に大丈夫なの?」
「ああ。お前に心配されるほどでもない」
玲はそう言って、無愛想にわたしにヘルメットを手渡す。
“お前”…か。
『…美鳥!危ないっ!!』
さっき車にひかれそうになったとき、玲はわたしのことを“美鳥”と呼んでくれた。
どこも打ってなんていない。
…だけど、そういえば。
さっきみたいにだれかに覆いかぶされながら地面に倒れている場面――。
前にも同じようなことがあった気がする。
でも、どこで――。
「ケガがないなら、そろそろ行くぞ」
玲がわたしの腕をつかんで引っ張り起こす。
きたときと同様に、再び玲のバイクの後ろへ乗る。
すると、前に座る玲の肘のケガがこちらを向いていた。
「ねぇ、玲。ケガ…、本当に大丈夫なの?」
「ああ。お前に心配されるほどでもない」
玲はそう言って、無愛想にわたしにヘルメットを手渡す。
“お前”…か。
『…美鳥!危ないっ!!』
さっき車にひかれそうになったとき、玲はわたしのことを“美鳥”と呼んでくれた。



