籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜

RULERの妃候補にされたとしても、わたしの帰るべき場所はRISE。

そう心に決めていたのに、それすらもできなくなってしまったら…。


ただでさえ、RULERでは孤独な日々を送っている。

さらにRISEからも突き放されては…わたしはなにを希望にして前を向けばいいというの?


…だからこそ、驚いた。


『好き勝手言うのもいい加減にしろよ』


玲がああ言ってくれて。


あの場で、唯一わたしの味方をしてくれたのは玲だった。

玲は敵のはずなのに、わたしがほしい言葉をくれる。


それがやっぱりなんだかおかしくて、わたしの頬が自然とゆるむ。

それを見ていた玲が、不審そうにわたしの顔をのぞき込む。


「…なに笑ってる?まさか、頭を打っておかしくなったか?」

「もう…そんなわけないじゃんっ」