籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜

そのわたしのあとに続く玲。


だけど、なぜか玲は足を止めると、RISEのほうを振り返る。


「よくわかったよ。こいつは、副総長の壮馬がいないお前らだけのRISEの姫でいるよりも、俺の手の届く範囲に置いて守ったほうがいいってな」


玲は、RISEのメンバーにそう吐き捨てた。


でも、どうしてわたしがRISEにいるよりも、玲のそばにいるほうがいいの…?

…RULERの妃候補といっても、十座になにをされるかわからないというのに。


それに、玲はRULERの人間。

わたしの敵であるはずなのに、今みたいにわたしをかばう態度や発言は…一体なにを意味しているの?


もしかして、…玲は味方?


…ううん、そんなわけない。

騙されちゃだめ。


玲の真意がわからない。

でも――。


『好き勝手言うのもいい加減にしろよ』