籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜

「おね〜さん!どこ行くの?」


そんな声が聞こえたから振り返ると、派手な髪色の男の人が2人、わたしの後ろに立っていた。


「学校帰り?それなら、今から暇だよね?」

「おれたちといっしょに遊ぼうよ」


近づいてくる2人はたばこ臭くて、わたしはすぐに顔をしかめた。


「そんな顔しないで〜。おもしろいところ知ってるからさっ」

「絶対楽しいよ〜」


1人がわたしの行く手を阻むようにして立ち、もう1人は馴れ馴れしくわたしの肩に腕を置く。


「…触らないでください!」


その腕を振り払うと、その男の人は2、3歩後ろへ下がったかと思ったら、急に尻もちを突きだした。


「いってぇ〜…。なにも、突き飛ばすことねぇじゃねぇの?」


痛そうにお尻をさする男の人。


…突き飛ばすって。

そんな尻もちをつくほどのようなことはしてない…。