籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜

あれは…RISEのメンバーだ!


その中には、雅人くんの姿もあった。


「その制服…、不動月の生徒か?」

「…不動月!?…てことはお前、RULERか!?」

「ああ、そうだ。俺はRULER副総長、井波玲」

「ふ、副総長だと…!?」


それを聞いて、思わず後ずさりするRISEのメンバーたち。

しかし、雅人くんだけが玲に歩み寄る。


「RULERの副総長がなにしにここへきた!?…まさか、壮馬さんになにかしようとしてきたんじゃないだろうな!?」


おそらく、RISEのメンバーは勘違いしている。

わたしを待つため病室の前に突っ立っていた玲が、お兄ちゃんを襲いにきたと思ったに違いない。


「…違うの、みんな!落ち着いて!」


わたしは病室から飛び出した。


「み…美鳥さん!」

「…美鳥ちゃん」