今度は子供みたいに声を上げて泣く。


そういう姿を見れば、17歳って言っても、かっこいいって思っても、やっぱまだまだ子供だなって。


そう思ったんだ。



「ほら。もう泣くなよ」


お嬢の瞳から溢れる涙を拭ってやる。


柔らかいお嬢の頬。



ふと、お嬢と視線が交わって。


ゆっくりと唇を重ねた。




頬をピンクに染めるお嬢は、マジで可愛くて。

幸せを感じると共に恐怖も感じた。



絶対組長に殴られる……。