「珍しいな、紅が女連れとか」
「おひさ〜」
やってきたのは青みのある黒髪と青色の瞳が特徴の男の子と女の子。
紅くんに向けた言葉だけど、視線は私に向いている。
これって挨拶した方がいいやつだよね?
「初めまして、胡蝶茜です。数年後には月詠茜になります」
「えっ月詠?」
「そうだよ。茜は俺の婚約者だから」
驚く女の子から私を隠すように紅くんが前に出た。
「おま・・・は!?いつの間に!?」
「うるさい」
声が大きくなった男の子のこともバッサリと切り捨てた。
なんか紅くんと仲良さげ・・・?
雑に扱ってるあたりが特に。
紅くんと男の子が言い合いをしていると、女の子の方が私の顔を覗き込んできた。



