いつものやり取りだ。
だからこそ心が解れた。
「あのね、紅くん」
「うん」
「私、ちょっと寂しかったの。ここに来ればすぐに一緒に海に行けるって思ってたから」
「・・・ごめんね」
紅くんが俯き、長いまつ毛が影を落とした。
元々このタイミングで時峯島に来たのは定期報告会があるからなのだから、忙しいことは仕方ない。
一緒にいる時間が大して増えないことも。
だからね、紅くん。
「その代わりに、今いっぱい相手して。構って」
私は濃い時間を過ごしたいの。
「もしかして甘えてるの?」
首元に頭を埋めることでそれに答える。
ちゃんと意図が伝わったのか、紅くんが微かに笑った。
「可愛い」
子猫を愛でるかのように頭を撫でてくれる。
だからこそ心が解れた。
「あのね、紅くん」
「うん」
「私、ちょっと寂しかったの。ここに来ればすぐに一緒に海に行けるって思ってたから」
「・・・ごめんね」
紅くんが俯き、長いまつ毛が影を落とした。
元々このタイミングで時峯島に来たのは定期報告会があるからなのだから、忙しいことは仕方ない。
一緒にいる時間が大して増えないことも。
だからね、紅くん。
「その代わりに、今いっぱい相手して。構って」
私は濃い時間を過ごしたいの。
「もしかして甘えてるの?」
首元に頭を埋めることでそれに答える。
ちゃんと意図が伝わったのか、紅くんが微かに笑った。
「可愛い」
子猫を愛でるかのように頭を撫でてくれる。



