総長様は恋の反抗期真っただ中



 まだまだ心臓は大暴れ。

 でも、恋する乙女顔はいったん消し去らなきゃだよね。



 今は生徒会主催のイベント中。



 生徒会副会長の最後の仕事として、初日の出を見ようイベントがお開きだって生徒全員に伝えに……



 行かなきゃ……


 
 いけないのに……



 「ひゃっ!」



 屋上にいる半分以上の生徒に、聞かれちゃったのでは?

 恥ずかしさがこみ上げるほどの大声が出ちゃったのは、むしろしょうがない。




 生徒たちに赤面中の私を見てほしくて、叫んだわけじゃないんです。

 皆さん、目をつぶって欲しい。

 私の方に視線を向けないで欲しいんです。




 朝都、どういうつもりなの?

 寒いならどうぞどうぞ、自分一人だけで温まってよ。



 大好きな人からの、突然のバックハグ。



 それだけでも、心臓がうるさいくらいにうなっているのに。

 一枚の大きな毛布で、二人一緒にくるまっているなんて……



 ダメだ私。

 幸せと恥ずかしさで、目がグルグル回っちゃいそう……