総長様は恋の反抗期真っただ中



 意志のこもった朝都の熱い視線が、私のハートに絡まりついて離れない。



 さっきまで自信なさげにしていたでしょ?

 それなのになんでかなぁ。

 瞳をやさしく揺らして、魔王様みたいに堂々と微笑んでくるなんて。



 早く自分の気持ちを伝えなきゃ。

 焦っているはずなのに、脳がしびれて言葉が出ない。

 喜びを通りこして、これは夢なんじゃないかと疑ってしまう自分もいる。



 「昼夜より俺の方が椿への愛が大きいってこと、ちゃんと心に刻んどけよ」


 「……うん」



 また頷くことしかできなかったし。

 

 「じゃあ俺、初日の出イベントを終了するって生徒たちに言ってくるから」


 「あっ、ありがとう……」




 バカっ、私ったら。

 お礼を言うところじゃないでしょ!

 もっと大事なことを、朝都に伝えなきゃでしょ!