総長様は恋の反抗期真っただ中



 フェンスに両腕を乗せて立っている朝都。

 腕に顔をうずめたのは、恥ずかしさに耐えられないからのよう。



 今言ってくれたよね?

 私のことが大好きすぎるって。



 これは、初日の出が見せてくれている幻想じゃないよね?

 女嫌いの朝都の口から、そんな甘い言葉が紡がれるなんて。



 ダメだ。

 嬉しすぎて、体内の血液が沸騰しそう……



 いつも堂々としていて。

 自信過剰で。

 魔王オーラがギラギラな朝都。

 そんなワイルド王子様の耳が、真っ赤に染まりきっているこの状況。



 ギャップありすぎ。

 弱ってる感じが、かわいくてたまらない。



 ちゃんと伝えなきゃ。

 私が長年隠し続けてきた本当の気持ちを。



 昼夜さんと結婚してもいいみたいなことを言っちゃったけど、ほんとは……