そっかそっか。
凛としたワイルド声で紡いでくれた胸キュンセリフは、プロポーズだったんだ。
いいなぁ。
私も朝都に言われたいなぁ。
『椿の隣が、俺の唯一の居場所』だって。
……ん?
……
……んん?
「キャャァァァァァ!!」
ちょっと待って。
空ちゃん、美紅ちゃん、ほのかちゃん。
心臓を抑えながら、キャーキャー叫ばないで。
茜色の朝日が昇る神秘的な屋上で。
飛ぶ鳥がびっくりして地面に落っこちちゃうくらい大声で叫びたいのは、私の方なんだからね!
朝都が私にプロポーズ?
えっ、私のことなんか好きじゃないよね?
朝都は小さいころから、私との結婚がイヤでイヤでしょうがなかったんじゃないの?



