総長様は恋の反抗期真っただ中


 「悪いけど、餅つきには行かせない」



 えっ?



 「椿は俺のものだから」





 いっいいいっ、今……

 椿は俺のものって言った?




 ひゃっ! 待って!

 一体どういうこと?



 「ちょっと朝都。私たちはもう婚約破棄して……」



 ヤバい、結婚破棄って言葉をこぼしちゃった。

 誰にも言うなって、幼稚園の頃から朝都にきつく言われてきたのに。



 「今、電話で父さんを怒鳴りつけてきた。俺の気持ち無視で、勝手に婚約破棄をするなって」



  えっ?



 「昼夜と椿の婚約も、白紙にさせたから」



 えっ、ええっ??



 なんでそんなことしたの?

 朝都には好きな子がいるんでしょ? 

 私と結婚しなくてよくなったって、両手を挙げてのバンバンザイじゃないの?



 「私聞いたよ。朝都に彼女ができたこと。その子が暴走族の姫になるって……」



 総長は姫を愛し、一生守り続けるもの。

 そうだよね?



 「は? なにそのデタラメなうわさ」



 ……えっ? 

 デタラメ?