シングル布団なみに大きい毛布で私を包み込んだ朝都に、戸惑いの視線を向ける私。
照れたように熱い視線を、朝都は私の瞳に突き刺してくる。
「あっ、あさと……」
「オマエに見つめられると俺がどうなるか、そろそろわかれよバーカ!」
強い口調で責められた。
それなのに私の胸がキュンキュンうずいてしまう。
朝都のワイルドな声、ほんと無理。
脳が甘くとろけそうになっちゃう。
朝都のカッコよさに魂が昇天しそうになっている私の周りが、何やら騒がしい。
驚きで、お口あんぐりの空ちゃんたち。
「朝都会長って、椿のことが好きなの?」
「学校で椿を怒ってばっかりなのに、嘘でしょ?」
と、オロオロ状態に。
違うんだよ。
朝都の好きな子は私じゃなくて、他にいてですね。
私に見つめられると気分が悪くなるから、俺を見るなバーカという意味でして……



