総長様は恋の反抗期真っただ中



 もしや空ちゃん、いとこさんと私をくっつけようとしてる?

 ひゃっ、無理。

 ちゃんと断らなきゃ。



 私は朝都以外の人を、好きになれる気がしないし。

 まだ本契約は結んでいないけれど、昼夜さんとの結婚が決まっている身だし。




 「わっ、私は彼氏とかいいよ」


 「椿はモデルでもおかしくないくらい可愛いんだから、男に心を開いていかなきゃ。ねっ」


 「でも……」


 「女子を3人は連れてきてってお願いされてるの。元旦から友達を助けると思って、うちに来て! 椿お願い!」


 「……そう言われても」


 「私たちね、空ちゃんのお兄さんたちに会うのが初で緊張してるの。椿ちゃんが一緒だと心強いなぁ」


 「ほんとそれ。椿ちゃん、お願い~」



 美紅ちゃんとほのかちゃんが、上目づかいで私を見上げてくる。

 心の底から祈りを捧げているかのごとく。