総長様は恋の反抗期真っただ中




 「あのっ……」


 「ねぇ朝都」



 タイミング悪りぃー。



 「本当はお願い事したでしょ?」



 ドキッ。



 「ものすごく必死に手を合わせていたように見えたもん。社長の座を奪う決意表明って感じじゃなかったし」



 椿、オマエ鋭すぎじゃね?

 もしや心が読めるエスパーとか?



 ……って、だったら俺の恋心がダダ洩れってことだからそれはないか。



 「朝都が願ったこと、今すぐ私が叶えてあげるよ」


 「……は?」


 「私の方を向いたまま、目をつぶって」


 「なっなんで?」


 「いいから。合図をするまで、絶対に目を開けちゃダメだからね!」