総長様は恋の反抗期真っただ中



 「フフフ。朝都が真剣にお願い事してる」



 見られてたのか?!



 「バッ、バカ! 俺は別に、父親の会社に入って、速攻で父親から社長の座を奪ってやると決意表明していただけだ」


 「お父さんに対抗意識をむき出しちゃうところも、ちっちゃいころから変わってないね」


 「大人に文句タラタラな、可愛げないガキだったよ俺は」


 「自覚あったんだ。アハハ、面白い」


 「お腹抱えて笑うとこかよ」


 「やばっ、笑い過ぎて涙止まらない。アハハ、ほんと無理。涙出る。アハハ~」



 フッ、オマエが楽しそうで何よりだ。



 2024年の元旦の今日から、俺は生まれ変わるんだ。

 椿の隣を陣取って、たくさん笑わせてやるからな。

 そのためにも、長年の拗らせてきた片思いに終止符を打たなくては。



 さんざん文句をぶつけてきた俺のことを、椿が恋愛対象として見ていないことはわかっている。

 失恋覚悟でまずは告白だ。



 フラれても、振り向いてもらえるように優しくして。

 椿を溺愛しまくって。

 親同士が決めた政略結婚を、大恋愛結婚に塗り替えてみせる!