「いや別に誰でもいいんだけど、五十嵐の家に行きたがる女子なんてたくさんいるだろ?だけどそんな下心丸出しの女子を行かせるのも心配で、かといってあいつ仲のいい男子もいないし。その点、落合は五十嵐にきゃあきゃあするタイプではないし、消去法でおまえが一番いいかなって。あ、これ地図とプリントな。先生会議あるから、あとはよろしく!」
「え、ちょ…」
先生は紙切れとプリントを押しつけるとさっさと行ってしまった。
…下心なんてものは全くないけど、一応私だってあいつのこと好きな女子のうちの一人なんだけど…。
なんて、文句を言っていても仕方がないので、とりあえず近くのコンビニで病人でも食べれそうな物を適当に買い、地図に書いてあるマンションに行く。
もし熱が昨日の雨のせいなら、少しは私にも責任があるわけだし。行く義務はある。
そう心の中で自分に言い聞かせながら着いた五十嵐のマンションは、三十階くらいまでありそうな高級マンションでインターホンを押すのもためらうほどだった。
鍵を使って中に入っていった小学生についていき、なんとかエレベーターに乗る。
紙切れに書いてある“1012”という番号からして十階…なのかな。
あっているか不安だったけど1012と書かれた部屋はエレベーターのすぐ横で簡単に見つけられた。
軽く深呼吸をしてから、思い切ってインターホンを鳴らす。
…だけど、一分くらいが経っても誰も出てこないし物音一つしない。
不思議に思いながらもう一度押して待つこと三分。ようやく足音が聞こえてきて、重そうな扉が開けられた。
「誰…って、結芽花ちゃん?」
「え、ちょ…」
先生は紙切れとプリントを押しつけるとさっさと行ってしまった。
…下心なんてものは全くないけど、一応私だってあいつのこと好きな女子のうちの一人なんだけど…。
なんて、文句を言っていても仕方がないので、とりあえず近くのコンビニで病人でも食べれそうな物を適当に買い、地図に書いてあるマンションに行く。
もし熱が昨日の雨のせいなら、少しは私にも責任があるわけだし。行く義務はある。
そう心の中で自分に言い聞かせながら着いた五十嵐のマンションは、三十階くらいまでありそうな高級マンションでインターホンを押すのもためらうほどだった。
鍵を使って中に入っていった小学生についていき、なんとかエレベーターに乗る。
紙切れに書いてある“1012”という番号からして十階…なのかな。
あっているか不安だったけど1012と書かれた部屋はエレベーターのすぐ横で簡単に見つけられた。
軽く深呼吸をしてから、思い切ってインターホンを鳴らす。
…だけど、一分くらいが経っても誰も出てこないし物音一つしない。
不思議に思いながらもう一度押して待つこと三分。ようやく足音が聞こえてきて、重そうな扉が開けられた。
「誰…って、結芽花ちゃん?」

