恋神様に願いを込めて

まず一つ目…。



「ああ、ハズレ…」



まあまだ一つ目だし、と気を取り直して次々と開封していく。


だが…。



「そんな…まだ出ない…」



ついに残り一つになってしまった。


ロイ様のコースターはレアであまり出ないとネットにも書いてあったけど、本当に全然出ない。


どうしよう、もしこれもハズレだったら…。



「紬ちゃん。それももしハズレだったら、また頼めばいいよ。俺はまだいけるよ」


「うう…先輩…ありがとうございます…。では、開けます…!」



そうだ、先輩の言う通りもしはずれたとしても出るまで頑張ればいい。


心に少し余裕が持て、勢いよく開けて出てきたのは…。



「で、出た!見てください、先輩!出ました!ロイ様!」


「あはは、よかった」



興奮気味に先輩に身を乗り出してしまってからハッと我に返り、恥ずかしくなって慌てて元の位置に戻る。