「はっ、じゃあ付き合えばいいだろ。知らないからな、俺は!」
「そうするよ!あんたみたいなバカと付き合うよりは百倍楽しいだろうし!」
「別に俺はおまえのことなんて好きでもなんでもないし!こっちこそ彼女作ろうと思えばすぐ作れるし、美羽みたいなうるさいやつじゃなくて可愛いやつ!」
「あーそう!もう帰ってよ!晃なんて大っ嫌い!」
「言われなくたって帰る!」
晃が荒々しく部屋の扉を閉めて帰っていった。
晃との喧嘩なんてしょっちゅうするけど、今回のはいつもと少しだけ違う気がした。
だからと言って、レンくんのことを悪く言う晃を許すつもりもない。…あっちが謝ってくれるまでは。
*
晃と喧嘩をしてから五日が経った。
同じクラスだから嫌でも顔を合わせてしまうけど、あの日から一言も話していなかった。
それにあんなに強気で晃と「付き合う」とか言ったけど、まだレンくんに告白の返事もできずにいる。
「美羽、パース!」
「はーい!」
もらったトスをアタックで決め切ったところで試合終了のブザーが鳴った。
「ナイスアタック!逆転勝利ー!」
「さっすが美羽」
「そうするよ!あんたみたいなバカと付き合うよりは百倍楽しいだろうし!」
「別に俺はおまえのことなんて好きでもなんでもないし!こっちこそ彼女作ろうと思えばすぐ作れるし、美羽みたいなうるさいやつじゃなくて可愛いやつ!」
「あーそう!もう帰ってよ!晃なんて大っ嫌い!」
「言われなくたって帰る!」
晃が荒々しく部屋の扉を閉めて帰っていった。
晃との喧嘩なんてしょっちゅうするけど、今回のはいつもと少しだけ違う気がした。
だからと言って、レンくんのことを悪く言う晃を許すつもりもない。…あっちが謝ってくれるまでは。
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晃と喧嘩をしてから五日が経った。
同じクラスだから嫌でも顔を合わせてしまうけど、あの日から一言も話していなかった。
それにあんなに強気で晃と「付き合う」とか言ったけど、まだレンくんに告白の返事もできずにいる。
「美羽、パース!」
「はーい!」
もらったトスをアタックで決め切ったところで試合終了のブザーが鳴った。
「ナイスアタック!逆転勝利ー!」
「さっすが美羽」

