野いちご学園高等学校。
ここには、イケメン御曹司が5人も居る。
その中の〝朝都〟と言う高校3年生の先輩が居て……
〝暴走族の総長〟らしいんだ。
そんな、彼が私は大好きだ!
暴走族?!総長?!もう、漫画の世界じゃん!
その中に、私が居るなんてそのまたのその夢!
「________、大丈夫?」
「……へ?」
今、私の前に居る友達は〝いちご〟という。
幼なじみだ。
「今、上の空だったよ?」
「あ、ごめんごめん」
「まさか、朝都っていう人のことを考えてたんじゃないでしょうね」
「ん?」
「やっぱり、好きだよねー夜衣(やえ)は、朝都先輩のこと。いっその事、付き合っちゃえば?」
「無理無理!!絶対無理」
「暴走族だから?」
「分かってるなら言わないでよ( ・᷅-・᷄ )」
「その願い、叶えられる神社があるんだけど……」
「ちょっと、聞いてるの?」
まぁーそんなこんなで……
「来てしまった……」
そのー願いを叶えてくれる神社が。
「本当に……叶うのかな?」
相手……暴走族だよ?
と、その時。
「おい、ここに居ると危ないぞ」
「あ、すみま……せ……んって、朝都先輩?!どうしてここに?!」
「たまたま、夜衣がこの神社に入るのが見えて後つけてきた」
「え、」
「ここは、1人で来るもんじゃねぇ。帰りな……って、言いたいところだが……ここは、何せ願いが叶うと言われている神社」
ふと、私を見た朝都先輩。
「_______へ?」
なぜ、私は朝都先輩の胸元に居るの?むしろ……守られてる?
と思った矢先。
何者かが、地面に倒れた。
「ほらな、言わんこっちゃない」
「助けて……くれたんですか?」
「あったりめぇだろ。俺の好きな人だからな。それに、今から俺の姫な?」
「……!」
えええええええええええええ!!!
ここは、本当に……〝願いを叶えてくれる神社〟だ。
それに、〝神に頼っても……いいよね❤〟