姫を追放された私は一筋の光に救われた

「なぁ、今日はこのまま泊まっていかないか?」


「でも、私はまだゼウスの姫じゃないですし……」


「そんなこと気にしてるのか?雪菜が困ってるなら、このままずっとココにいてもいいんだぞ。俺もそのほうが嬉しい」


「ふぇっ……」


突然抱きしめられた。頭を撫でられたときもそうだったけど、凪さんのスキンシップ激しすぎない!?


私にとって普通じゃないんだけど!蓮ともキスだってしたことなかったし。


凪さん、女の子に慣れてるとか?実は彼女さん以外にも別の女の子とこういうことしてたり?

もしかして私、遊ばれてる!?


「凪さん。私以外にもこういうことしてるならやめたほうがいいです!ほ、本命の彼女さんのためにもっ!」


「お前はなにをいってるんだ?」


「だって、こういうの私以外にもやってるんでしょ?それに彼女さんもいますよね。凪さんはカッコいいですから女の子にモテモテでしょうし、彼女の一人や二人いてもおかしくないというか」


「彼女が二人もいたら問題だろ」


「たしかにそうですけど」