そんな私とは反対に.....................



「俺、傷つくんですけど」



そう言って、むくれ顔気味の大河くん。



「〜っ、.........ぅ、だって......、」



そう言って、
俯きなが口をもごもごさせる私。



大河くんは、
仮にも少し前まで果耶ちゃんの婚約者だったのに。



そんな、いきなり私に、
グイグイと距離を詰めてくるのは、
こっちとしても、気が引けてしまう。



だって.....................身分が違いすぎるんだよ?



大河くんは、
古関グループの御曹司なわけだし。



(やっぱり、ダメだよ、大河くん......、)



心の中で、そう思っていると..................