言葉を理解する前にもう1度............
「もっかい言う。
風子。一緒に住もうか」
まるで、〝聞いてなかった〟と、
思われているかのように伝えられた言葉。
うーんと、それは流石に.....................
「......っ、迷惑は、かけられない、」
今日、助けて貰ってるだけでも、
もう、充分過ぎてそう口に出すと。
「遠慮すんな、風子のくせに」
そう言って、抱きしめる力を強めると。
「あー、ちなみに、もう、
施設長と、父さんの許可取ってるから」
逃げられないように、そう口にした大河くん。
「って、ことで決定な」
どうやら、波乱の冬休みになりそうです??