小説を書いていることに関し、いろいろ言ってくるやつがいた。
 「小説書くやつはあのぶすがあ」
 というやつがいた。不快表現ハラスメント行為だ。小説書くやつはあのぶす、といっている。まるで、仲間内の役割分担みたいなことを言っている。しかし、それは仲間内の話であって、仲間じゃないやつには通用しない。
 風評被害、迷惑行為。外見に関するハラスメント行為。
 グロ表現、ハラスメント行為。
 話者の世界認識だった。
 そうして、ただ、小説を書くだけのことを言っているのだ。賞をとったわけでも、社会に評価されたわけでもなく、ただ、小説を書くだけのことを言っているのだ。
 「かっこいいのにい」
 という人がいた。かっこいいのに、なんで書くのか、といってくる。私がかっこよくて、それなのに、なんで書くのか、といってくる。
 「かっこいいのにい」には同意しない。
 「のに」とは、恨み、非難などをいう。かっこいいのに、小説を書いていることを非難しているということだ。または不服。
 モラハラ行為、迷惑行為。
 そうしてやはり、ただ、書くだけのことを言っているのだ。賞をとったわけでも、社会に評価されたわけでもない。ただ書くだけのことを言っている。
 私たちはただ書くだけのことではない。書くからには、何かしら評価を求める。

 「小説は文豪が書く」という人がいた。言っていることがわからない。風評被害、迷惑行為。
 ・・・・・・は、のあとに正解が来る。正解は文豪が書くというわけだ。

 また著者はシナリオも書いていた。
 「性格ぶすが書くもんじゃない」という人がいた。もの、とは当然だという気持ちをさす。つまり話者の気持ちとして、性格ぶすが書くのが不服とかそういう意だろう。
 性格悪いやつが書くものじゃない。性格悪いやつが書くのが当然じゃない、という話者の気持ちだろう。つまり、著者が話者からして性格悪くて、その著者がシナリオを書いているのが、当然じゃないというのだろう。当り前じゃないといいたいのだろう。つまり著者がシナリオを書いているのは話者からして当り前じゃないというわけだ。
 性格悪いやつが書くべきじゃない、というわけだ。ある意味外見に関するハラスメント行為、迷惑行為。性格に関するハラスメント行為。シナリオを書いていることに関する非難、モラハラ行為。
 そもそもなんの話かわからない、風評被害。

 「男が書く、女が書く」とかいうやつがいた。何の話かわからない、風評被害、迷惑行為。小説を書くことに性的役割分担とかない。男っぽいやつが書くとか、女っぽいやつが書くとかそういう意か。
 なんか書いている人を男性と女性で区別をつけているのだ。
 が、の前に伝えたいことが来る。話者の伝えたいことは男と、女。つまり、話者にとって書くことはどうでもいいというわけだ。
 なんか書いている個人の性別が男か女かといっているわけだ。

 「女体じゃないとだめ」というやつがいた。女性の性的表現ハラスメント行為、迷惑行為。