7月、日曜日、野いちご学園高等部でサマーフェスティバルが行われた。参加は自由。また生徒の友人、家族、近所の人の参加もＯＫ。
　当日、朝から朝都は学校に来た。天気は晴れ渡っており、うだるように暑かった。朝都は半袖白いシャツ。シャツをインしていた。
　朝都は校内に入った。校内は暑苦しかった。朝都は手芸部の教室へ行った。朝都はドアをノックした。
　「はい」
　と、ユキの声がした。
　「あ、あのう、東条朝都」
　「あ、ああ」
　しばらくして、がらがらと、ドアがあいた。ユキが出た。眼鏡をかけていて、下の方ツインテール。白いセーラー服を着ていた。
　「お、大川さん」
　青春の香りがした。ユキの白い肌が汗で光って美しかった。
　教室では女子たちが準備をしていた。
　「ちょとお、見回り」
　と、朝都。
　「見てって」
　「あ、ああ」
　ユキは振り返った。朝都は教室に入った。青春の香りがした。女子たちは汗をかいていて、肌が美しく光っていた。
　「ああ、生徒会長」
　「おはようございます。生徒会長」
　と、女子たち。　
　朝都は片手を後頭部にやった。
　「あ、おはよう」