高校の卒業式。
それは、同じ想いを持つ者達がある場所に多く集まる日。
そんな日、私、木下彩葉(きのしたいろは)も同じ想いを持つ者として、廃校舎へ向かっていた。

「いーろーは!」

「わ、(さち)!」

「彩葉も行くの、?廃校舎。」

「幸には相談したじゃん … 」

「そんな笑わないでよ、!」

「幸には前から相談してるし〜」

「はいはい。私はついていけないからね?」

「分かってるよ、(そう)くんとデートでしょ?」

「ふふ、そうなのです!」

「はいはい、楽しんできてね〜」

「彩葉も頑張ってよ??」

「頑張るよ!」

「じゃー、彩葉またね〜」

「うん、幸またね、!」

さて、私は廃校舎に行くとしますか。