いままで何十年と舞子は恭平のことを、



恋して、



想って、



後悔して、




迷って、









日常を送りながらも、
心の片隅に自分を置いていてくれたことが嬉しかった。



















































その日、3人で食べたモンブランはチェーンのケーキ店のものだったけれど、
甘さがどこまでも澄み渡っていた。