ホストに恋して破滅した私ですが、高級キャバ嬢になってイケメンオーナーから愛されています。

「え、でも私まだ……」
「ヒナちゃん。自分の体力を過信しちゃダメ。休憩を挟みつつ、少しずつでいいのよ」

マキはそう言うと冷蔵庫から水のペットボトルを取り出してヒナに手渡してくれた。
「あ、ありがとうございます」

ヒナはそれを素直に受け取り、休憩室へと向かった。
休憩室では他の嬢たちがメークしていたり、お弁当を食べていたりして、ヒナは邪魔にならないように隅っこのほうに座った。

ヒナが1人では居心地が悪いだろうと思ったのか、マキもすぐにやってきてヒナの隣に座った。
「ヒナちゃん、あまり眠れてないし食べれてないんだって?」

他の嬢たちには聞こえないように質問してくる。
ヒナは小さく頷き返した。

きっと、光が先にマキに伝えてくれていたんだろう。
「さっき握手したときビックリしたのよ。まるで骨みたいなんだもん」