ホストに恋して破滅した私ですが、高級キャバ嬢になってイケメンオーナーから愛されています。

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光に連れられてやってきたのは飲み屋街の一角だった。
まだ開店まで時間はありそうだけれど、すでに店の裏手には数人の女性たちが集まってきている。

みんな自分の家から衣装を着てくるようで、ミニスカートや胸元が大きく開いていて大胆な服装ばかりだ。
ホストは見慣れているけれど、こういう女性たちを見るのは慣れていないので目がチカチカしてきてしまう。

店の横の駐車場に車を止めて光と共におりていくと女性たちが日奈子を見てこそこそと噂話をしている。
なんだか居心地が悪いな。

そう思って光の後ろに隠れるようにして歩く日奈子。
「ちょっと、早く来てくれなきゃ寒いでしょ」

「悪い。もう少し早く来るつもりだったんだが、こいつが寝坊してな」
光が振り向いて日奈子を見る。

日奈子はビクリと体を震わせて「ご、ごめんなさい」と、小さな声で謝った。