ホストに恋して破滅した私ですが、高級キャバ嬢になってイケメンオーナーから愛されています。

「あぁ。その可能性は十分にあるだろう?」
そう聞かれるととても否定できなかった。

昨日あんなことをやらかしているのだから、心配しても当然だったのだ。
「昨日は助けてくれてありがとう」

光の車に乗り込んだところで、日奈子はようやく昨日のお礼を言っていないことに気がついて、そう口にした。
ほんとにカズのことを刺していたら、今ごろ自分も生きてはいないはずだ。

そう考えると背筋が寒くなる。
自分の両手を開いてジッと見つめていると光が「気にするな」と言ってきた。

「そういう女はいくらでもいる」
そうして車は走り出したのだった。