ホストに恋して破滅した私ですが、高級キャバ嬢になってイケメンオーナーから愛されています。

それじゃまるでプロポーズみたいだ。
だけど男の顔は真剣そのものだった。

「きっとうまくいく。お前の人生は、俺が変えてやる」
どこからそんな自身が湧いてくるんだろう。

日奈子はだんだんと自分の中の復讐心が消えていくのを感じながら男の言葉を聞いていた。
どうせ会社もクビになって、なにもかもを失ったんだ。

この男にどう使われようと、もう関係ないかもしれない。
「俺の店の嬢になれ。そこらのキャバクラとは違う、品のある嬢だ」

「そんなこと言って、カズみたいに客の金を搾り取るのが仕事なんでしょう?」
「俺はそんな下品な店は作らない。そもそも俺の店に来る客はみんな金持ちだ。借金してまで遊びに来る客は来ない」

キッパリと言い切っているけれど、本当だろうか。
日奈子の胸に不信感が湧いてくる。