ホストに恋して破滅した私ですが、高級キャバ嬢になってイケメンオーナーから愛されています。

☆☆☆

そしてとうとうその時がやってきた。
ボーイと共に並んで立ち、雑用をこなしていたところへ光がやってきた。

「ヒナ。3番テーブルにつけるか?」
そう聞かれてヒナはガバッと顔を上げた。

「は、はい!」
答えながら3番テーブルへ視線を向けると、そこにはおとなしそうな男性客がひとりで座っていた。

「あれ、誰もついてないんですか?」
「今他の嬢たちは手が離せないんだ。でも……」

光はそこまで言って不安そうな表情をヒナへ向けた。
ヒナがいきなり1人で席について大丈夫か、心配しているのがわかる。

ヒナは背筋を伸ばして満面の笑みを浮かべてみせた。
「大丈夫です! できます!」