ホストに恋して破滅した私ですが、高級キャバ嬢になってイケメンオーナーから愛されています。

ボーイはそう言うとヒナにハンドクリームを手渡してきた。
自分の指先を見てみると、起きてから部屋の掃除をして店内の掃除もしているため荒れが悪化しているのがわかった。

「ありがとう、全然気が付かなかった」
そう言ってありがたくハンドクリームを使わせてもらった。

「今はこれでいいかもしれないけど、お客さんにつくようになったら指先まで綺麗にしておかないと、嫌がる人もいます」
そう言われてヒナはハッとした。

もしかして光はそういうことも気にして、掃除なんてしなくていいと言ったのかもしれない。
マキの指先のことを思い出すと、確かに自分とは段違いで綺麗だ。

タバコに火をつける練習をしていたからわかる。
お客さんから見たら、荒れた手でタバコに火をつけられたり、お酌されるのは嫌かもしれない。

「そうだよね、気をつける」