ホストに恋して破滅した私ですが、高級キャバ嬢になってイケメンオーナーから愛されています。

「私の人生なんてそんなに面白いものじゃないよ?」
「それは俺が今から考えるんだ。いいか? お前の外見は悲壮感に満ちてる」

「そんな言い方しなくても……」
食欲や睡眠欲が戻ってきたと行っても、一気に回復するわけじゃない。

日奈子の体は相変わらず痩せすぎで、目元にもクマが残っている状態だ。
「それを利用させてもらう」

「利用する?」
「そう。男は可愛そうな女が好きだ。女だって、ほっとけないような男に惹かれるときがあるだろう?」

光からの質問に日奈子は頷いた。
確かに、安定した男よりも危なかったしい男だったり、なにかしら陰を持っている男の方が気になるかもしれない。

カズもそのタイプだった。