ホストに恋して破滅した私ですが、高級キャバ嬢になってイケメンオーナーから愛されています。

自分の人生はそんなに面白いものじゃないと思う。
普通に生まれて幼稚園に入園して、卒園して、小学校、中学校、高校と進学していった。

初恋は高校の同級生の子で、3ヶ月間くらい交際したけれどすぐに別れてしまった。
それから派遣会社に登録した日奈子はひとり暮らしを始めて、前の会社に努め始めた。

そこで出会ったのが友達の由利だ。
思えばここからが怒涛の人生かもしれない。

由利に出会って遊び半分でホストに行って、そこで由利とホストの1人がいい雰囲気になり、真剣交際を始めた。
それを間近で見聞きしていた日奈子はそれなら自分もと、カズに猛アタックを開始したのだ。

だけどカズはどこまで行ってもカズでしかなくて、本名すら知らないままだった。
「なにを死にそうな顔してるんだ」

光に指摘されて日奈子はやっと我にかえった。
またカズのことを考えてしまっていた。