ホストに恋して破滅した私ですが、高級キャバ嬢になってイケメンオーナーから愛されています。

☆☆☆

思っていた通り、部屋の片付けは1時間ほどで終わってしまった。
元々持っていたものが少ない上に捨ててしまったから、部屋の中はカラッポ同然だ。

クローゼットの中の数着の服を見て日奈子はホッとため息を吐き出した。
でも、これでいいんだ。

日奈子の心はスッキリしている。
後はダンボールを潰して、ゴミと一緒に出しておけば終わりだ。

日奈子は右手にダンボールを抱え、左手にゴミ袋を持って部屋を出た。
「終わったか」

リビングにはソファに座ってなにか難しそうな顔をしている光がいた。
テーブルの上にノートパソコンが乗っかっているから、仕事をしていたのだろう。

「ゴミはどうすればいい?」
「玄関先に出しておけば、俺が出してくる」