ホストに恋して破滅した私ですが、高級キャバ嬢になってイケメンオーナーから愛されています。

それと同時に苦い記憶も蘇ってくる。
日奈子よりも若い女に乗り換えたカズ。

高級品をおねだりしてお礼のメッセージもよこさなかったカズ。
自分の人生を狂わせたカズ。

考えれば考えるほど、写真立てを持つ手に力が入っていて、日奈子はハッと我に返った。
いけない。

こんな風に過去に浸っている場合じゃないのに。
日奈子はしばらく写真立てを見つめたあと、ゴミ袋を握りしめたのだった。