初恋リメイク!


「いいでしょ?君のことが気に入ったんだ」
「い、いや!」

 腕を掴まれた私は必死になってあらがった。
 小鳩先輩の言っていることは、めちゃくちゃだった。
 私の気持ちを考えず、自分にとって都合のいいようにコトを運ぼうとしている。

「離してやれよ。嫌がってるだろ!」

 葵先輩は小鳩先輩の腕を引き剥がすと、私を背中の後ろに匿ってくれた。

「は?お前には関係ないだろ?」
「関係あるさ。晶は大事な仲間だ。晶、帰るぞ」

 私は葵先輩の言葉に無言で頷いた。
 小鳩先輩の隣を通り過ぎる時、怖くて顔が見られず、目を逸らした。
 そんな私の態度が気に入らなかったのか、小鳩先輩は私達の背中に吐き捨てるように叫んだ。

「服なんか作って喜んでるなんて、男のくせに気持ち悪いんだよ!」

 私は思わずその場に立ち止まり、小鳩先輩を振り返った。

(今、なんて……?)

 聞き捨てならない暴言だった。
 小鳩先輩は葵先輩の何を知っているというのだろう。