「エントリーナンバー18番、ハニーワークスです」
待ちに待ったハニーワークスの名前が会場にアナウンスされる。
音楽が鳴り始め、ステージに登場した私にスポットライトが当てられる。
眩しい。でも、自分を見失うことはない。
まずはステージ脇からステージ中央へ。
ステージ中央からはフロアに向かって特設のランウェイが伸びている。
大勢の人の目が私だけに注がれている。
それなのに、魔法にかけられたみたいに足取りが軽い。
このまま走り出してしまいたい!
はやる気持ちを押さえランウェイの先端まで歩き、ポーズを取る。
そして、練習していたターン。
反対側から歩いてきた匠先輩がすれ違いざまによくやったとばかりにウインクをしてくれた。
匠先輩が着ているのは、フリルがふんだんにあしらわれたふわふわの姫系ワンピース。
ヒラリと揺れるレースをより可愛く魅せられるのは、匠先輩だからこそ。


