初恋リメイク!



 ◇

 ファッションショーの本番当日。
 この日は授業のない土曜日。
 会場となる第一体育館でのリハーサルを終え、女子控え室にやってきた私はワナワナと震えた。
 控え室には見渡す限り、人、ひと、ヒト!
 私と映奈先輩が座るスペースもないくらい、人で溢れかえっていた。
 私は思わず後ろに立っていた映奈先輩に尋ねた。

「この人達、みんなショーに出演する人ですか!?」

 内輪の発表会だと聞いていたのに話が違う!
 
「堀内学園の服飾部っていったら、世界で活躍するデザイナーを何人も輩出してきた超名門じゃん。部員も百人以上いるし、発表会はいつもこんな感じだよ?」

 映奈先輩は当然とばかりに言ってのけた。

(百人以上!?)

 部員数だけ聞けば、数ある文化部の中でもトップクラスだ。

「で、でも!第三被服室はいつも葵先輩達しか……!」

 会話が噛み合わない理由に合点がいったのか、映奈先輩はポンと手を打った。