『春・夏・秋・冬』

赤い血が、ドクドクと止まる事なくコンクリートの地面に落ちていく


「足を撃たれて…あはは」


自分の身が危ないという状況なのに、夏は心配させまいと笑って話した


「バカ!お前は、ホントにバカだよ!」


そう言いながらも、僕の瞳からは涙がこぼれ


「冬…秋を連れて早くここから…」



夏は、急に真剣な眼差しで僕に告げた


そして、中に居るアジア系の人達にも早く出るようにと、言葉をかけた


いろんな言葉を操り、何語でも喋る夏



夏の言葉に、中に居た人達は、足早に外へと逃げて行く


そして、最後に僕と秋と夏が残った