大空は男子バレー部に所属してる。
あたしたちは同じ小学校で、スポーツ少年団でもいっしょだったから、しょっちゅう顔を合わせてて。
そのころから、おたがいの練習状況とか、ほかにも、ハマってる動画とかいろんなことを話したりしてた。
手足がスラッと長くて、笑顔がさわやかで。
いっつも明るく元気な性格だから、男女問わず人気があるんだ。
珠莉に協力してあげたいのはやまやまなんだけど……少し前に大空から報告受けたんだよね。
「他校の子とつき合うことにした!」
って。
ふたりで撮った写真も見せてもらったけど、彼女さんすっごくかわいい。
目がくりっとしてて、小柄で、お人形さんみたい。
それに、ふたりともとっても幸せそうで。
まさにお似合いのカップルだったんだ。
珠莉には悪いけど、ここはホントのことを伝えたほうがいいよね……。
「ゴメン、珠莉。大空にはもうつき合ってるひとがいるの」
珠莉の表情が一瞬で凍りつく。
「ええっ!? 誰なの? うちのクラスの子?」
「ううん、他校の子。おんなじ塾で知り合ったんだって」
「そうなんだ……」
珠莉、すっごく落ちこんでる。
力になれなくてゴメン。
でも、今のあたしにはどうにもできないんだ。
分かってくれるといいんだけど――。
あたしたちは同じ小学校で、スポーツ少年団でもいっしょだったから、しょっちゅう顔を合わせてて。
そのころから、おたがいの練習状況とか、ほかにも、ハマってる動画とかいろんなことを話したりしてた。
手足がスラッと長くて、笑顔がさわやかで。
いっつも明るく元気な性格だから、男女問わず人気があるんだ。
珠莉に協力してあげたいのはやまやまなんだけど……少し前に大空から報告受けたんだよね。
「他校の子とつき合うことにした!」
って。
ふたりで撮った写真も見せてもらったけど、彼女さんすっごくかわいい。
目がくりっとしてて、小柄で、お人形さんみたい。
それに、ふたりともとっても幸せそうで。
まさにお似合いのカップルだったんだ。
珠莉には悪いけど、ここはホントのことを伝えたほうがいいよね……。
「ゴメン、珠莉。大空にはもうつき合ってるひとがいるの」
珠莉の表情が一瞬で凍りつく。
「ええっ!? 誰なの? うちのクラスの子?」
「ううん、他校の子。おんなじ塾で知り合ったんだって」
「そうなんだ……」
珠莉、すっごく落ちこんでる。
力になれなくてゴメン。
でも、今のあたしにはどうにもできないんだ。
分かってくれるといいんだけど――。