弥生くんは、経験あるだろうし。



彼女なのに、わたしはセフレ以下…なの?


やだよ…、そんなの。


「…、言っとくけど、真奈に手、出すつもりないから。」


「え。」

何、それ。


わたし彼女…なのに?


なんか…、胸の辺りがすっごく痛いよ…



「…真奈?」


腕を触ってこようとする。



「やっ……!!」


悲しい、って気持ちが勝って気づけば、弥生くんの手を振り払ってしまった。


無意識に避けてしまったことに自分もショックを受けてしまって、私は
走って逃げた。


「真奈!!」


後ろでは、弥生くんが1人立っていた。



☆☆☆




「真奈まっ……」