理事長の前で発表する本番まで───このとき残り3日を切っていた。
「……だめ、かもしれない」
前日の夜、とうとう言ってしまった。
いまだバケツは空っぽ。
前みたいに豪快に自分へと降りかけることはなくなったが、成功した試しナシ。
すこし持てるようになった自信という自信が、気づけば押し潰されそうになっていた。
「……ルス先輩…、ごめん…、私、たぶんできない……」
期待が乗っかるたび、苦しい。
今までされなかったぶん、今度はされるたびに失敗を繰り返す自分が嫌になる。
どうして私にはできないの、落ちこぼれ、出来損ない───って。
自分だけは信じてあげなくちゃいけなかった自分自身を、私自身が貶すハメにもなっていた。
「江架、ちょっと外の空気吸いにいこう」
「…そんなことやってる暇ない…、特訓しなくちゃ、やらなくちゃ」
「そうやって追い詰めて、なにが変わる?もっと精神を揺らがすだけじゃない?」
「……だって、」
「ほら、来て」



