私のぶんも…?
そういえば教室にお弁当置いて来ちゃったっけ…。
ここも魔法が使えたらもっと良かったね。
遠隔操作で持ってこられたのに。
「“も”だって。ねえルス、聞いた?あの子めちゃくちゃ成長したよ。コミュ障なりに頑張ってるんだけど」
「………ハオ、お前のことはアネモスも嫌いだから」
「うそうそ、ごめんごめん。よかったねアレフ。友達がもうひとり増えて」
「……うん」
あ、なんか。
アレフくん、すごくすごく可愛いかもしれない…。
クールなようで、案外そうでもない。
控えめな素直さというか、ハオさんもルス先輩も穏やかに見守って、まるでアレフくんのお兄ちゃんみたい。
「それにしても珍しい。ルスが自分からパートナーを紹介したいだなんて」
「…そう?」
「なんていうか、初めてのタイプじゃない?」
初めてのタイプ…?
ハオさんの言葉のつづきが気になったのは私。



