《きみは何期生?僕は32期生さ!》
《ちょっと!そんなに驚かせたら可哀想でしょう?よろしくね、私はキャメロンっていうの!》
《はははっ、そこまで良いリアクションをしてくれるなんて、驚かし甲斐があるなあ》
なにここ……っ!!
すっごい絵が笑ってくる……!
魔法学校というより、ホラー学校……?
夜だったらたぶん、気を失ってたかもしれない。
「───……、」
とくにひとつひとつをじっくり見ることはしていなかった。
むしろ、はやく通りすぎたくて足早。
それは、いちばん端、また卒業生と思えるひとつの絵画を目にしたときだった。
私の足は、どういうわけか自然と止まった。
「……レオン…ハルト」
Leonhard───名前を読み上げてみる。
周りの顔たちに比べて、どこかこの人だけ幼い。
そして不気味に笑ってはこない。
喋りかけてもこない。
ほんとうに、本物の絵画という感じ。



